コロナ禍の北海道(道東)

網走監獄とレトロ遊園地

昨夜は疲れたので、23時頃には寝てしまった。
そして、今朝は6時半頃に起床。


無料朝食が付いているので食べることにした。
特に北海道らしさがある訳でもなく、普通のビジネスホテルの朝食。
特別に美味しい、という訳でもないが、別に不味くもない。
いたって普通の朝食である。


7時半頃に出発して8時半には網走監獄博物館に到着した。
9時からの営業なので、周辺を歩き回ったりして時間を潰す。
今日も曇りで肌寒い。
気温は昨日と同じくらいで18℃付近だと思う。


9時になったのでチケットを買って入場。
入り口に立っている看守は本物かと思ったら人形だった。


外観の写真を撮り忘れてしまったが、これは移動式の簡易宿泊所。
網走の囚人は開拓に駆り出されることがあり、そのときは監獄に戻ることができないので、移動式の宿泊施設を大急ぎで立てて、寝泊まりしたらしい。
枕も丸太だし、これはキツイ。


食事の様子。


提供される食事はこのように非常に質素だったようだ。
これで連日、苛酷な肉体労働をさせられたら、とても体がもたない。
実際に刑務作業中に命を落とす人が後を絶たなかった。


入浴の様子。


おちんちんはなぜか省略されて性別不明なおじさんになってしまった。


風呂は夏場でも5日に1回はキツイ。
今でも週に2回とかなんだな。
俺は朝にシャワーを浴びて、当然、夜にも風呂に入る、というキレイ好きおじさんだから、週2回の風呂では無理だ。


有名な放射状に広がる独房へ。
残念ながら展望台のようなものがないので、全容を上から確認することができない。
網走刑務所においては、ぜひ高いところから一望できるような施設を作って頂きたい。


独房への入り口。


各独房には鉄格子と番号が振られていた。


中央の見張り所。
ここから全ての通路を見渡すことができる。


かなり奥行きは広い。
しかも5つも通路があるので、一番奥まで見学に行く人は少ないようだった。


独房の仲にも入ることができる。


中は狭く、トイレがあるだけ。
それでもトイレが個室になっているだけもかなりマシだと思う。


天井も上がガラス張りなっていて明るい。


外に出てきた。
網走は寒いので、この時期に紫陽花が咲いている。


土産店にはやはりゴールデンカムイの関連商品が並んでいた。
聖地巡礼で来るファンも多いんだろうな。


流氷サイダーと流氷ビールを購入。
ビールは青く着色されているらしい。
今夜の晩酌にしたい。


クルマを2Kmほど走らせて現役の網走監獄に移動。


裏手には刑務作業で作られた製品の売店があった。


囚人が作った陶器。


または家具等を購入することができる。


まな板は立派なものが1,000円程度で売られているので、お買い得だと思う。
俺も一枚、欲しかったが持って帰るのが大変なので止めた。


オホーツク流氷館に移動。


ここでは海の天使、クリオネを見学することができる。
マクロレンズが欲しい。


あとはマイナス15℃の世界を体験できる。
寒いので写真を撮ったらすぐに出てきた。


ゴールデンカムイのパネルがあった。


北見はハッカの産地なので、ハッカ飴を購入。
明日は長距離移動になるので、疲れたときに食べたい。


屋上は展望台になっており、網走の街を一望することができた。


ここでは先住民の暮らしや文化を学習することができる。


アザラシの腸で作った衣服。
撥水性に優れているらしい。


アシリパさんが持っていたようなナイフも展示してあった。


驚いたのが展示してある内容がゴールデンカムイで出てきたエピソードばかりだった。
みなしごになった子熊を大切に育てて、地上は良いところだよ、と教えてあげて最後に天上に返すエピソードとかはそのまんまだった。


北見市へ戻る。
途中に北海道らしい景色があったので写真を撮った。


きたみファミリーランドに到着。
遊園地なのでぼっちで来るところではないけど、昭和の遊園地がそのまま残っている、と聞いて昭和レトロファンの俺としては訪れない訳にはいかなかった。


目玉はこのクレイジーマウスというジェットコースター。
この古臭さがたまらない。


これは個人的にかなり懐かしい。
子供の頃に横浜ドリームランド、向ヶ丘遊園、読売ランド、どこか忘れたけど、乗った記憶がある。
30数年前の記憶を呼び戻してくれる昭和の遊園地がたしかに存在していた。


メリーゴーランド。


この馬も同じところを実に30年はぐるぐる回っていると思う。
未来永劫抜け出せないループ、哀愁すら漂う。


コーヒーカップ。


飾り気のないカップが良い味を出している。


ファイアバード。
振り子のように左右に振れるだけのマシンで横浜ドリームランドにもあった。
でも鳥ではなくて、確か船だったな。


錆が目立つスペースシャトル。


これも30年以上も前に乗った記憶がある。
まだ残っているんだな。


休憩所にも遊具がありそう。


幼児向けの遊具が並んでいる。


製造年月日を見ると1990年。
やっぱりこの遊園地は30年前から時間が止まっている。


売店も昭和。


たまコロが一押しのようなので食べてみた。


玉ねぎのコロッケ。
甘くて美味しい。


ホテルに戻ってきた。
夕食はどうしようかな、と思ったけど、ホテルの窓から見える焼き肉屋に行ってみることにした。
北見は焼肉で有名とのことなので、食べない訳にはいかない。


サガリ。


北見名産の玉ねぎは外せない。


ホルモンは盛り合わせにした。
全部にラベルが付いているのが嬉しい。
これがないと何を食べているのか分からなくなるからな。


七輪で焼いて食べる。
玉ねぎが甘くて美味しい。
ホルモンは臭みがなく、触感がバラバラで面白かった。


デザートにプリンシャーベットを食べる


会計は4,160円。
今日も大満足の夕食になった。
明日に続く。