フィリピンひとり旅(敗北の国へ再訪)


結局、昨日は朝方の4時頃に寝て、今日は10時頃に起床。
酒の飲み過ぎでお腹の調子が悪い。
とりあえず、ホテルの食堂で朝食を取る。350ペソ。(700円くらい)


今日も朝から雨が降っている。
天気予報を見ると、連日、雷雨。
屋内の方が良いな、地球の歩き方を見て考えた結果、国立博物館に向かうことにした。


途中、馬車に乗らないか、と勧誘された。
50ペソだと言うし、安いので乗る。
しかし、移動中「女を買え」、「バイアグラを買え」としつこくて、うんざり。
降りたあとも、「50ペソじゃない、5000だ。」と言い張ってくる、目の前は博物館で人も多いので、「100ペソで十分だろ。」放り投げた。
何か文句を言っていたが、気にしない。


博物館に到着。
さすがに国立なだけあって、かなりの大きさだ。
ラッキーなことに日曜日なので、無料だった。(それ以外は150ペソ)


珍しく撮影可能な博物館だった。
セキュリティゲートを抜けると、大きなが絵画が目に留まる。


この美術館の展示物は大半が絵画だった。
彫刻やそれ以外もあるけれど、数は少ない。


宗教画のほとんどは作者不明だったよ。


キリスト教の絵って、表現しているものが同じなので、分かりやすい。
これは磔刑に処されるまでの道筋を描いたもので、キリスト教徒ではなくても誰でも知っている。


第二次世界大戦の頃のフィリピンの様子を描いた絵も多数、展示されていた。


この首を切り押す絵って、中国や韓国でも見た気がする。
これだけ、あちこちに同じシーンの絵があるんだから、もう確実にこれは事実なんだろうね。
特にフィリピンは中国、韓国と違って反日的な国でもないし。


日帝の爆撃で燃えるマニラ。


正直、こういう作品が一番、よく分からない。
何か絵に隠れているのか、と思ったけど、別にそういうことでもなかった。


フィリピンの歴史を一枚の長い絵に収めている。
この作品は良かった。


昨日の博物館で学んだ、フィリピンの英雄、ホセ・リサールが処刑される様子。


日帝に支配されている頃の様子も描かれている。


ショッピングモールに移動。
雨が降っているので、歩きたくないから、ゲームセンターを探すことにする。
これまでの経験上、東南アジアのショッピングモールには日本で払い下げられた年代物が稼働しているんだよ。


しかし、広いモール内を探しても、ゲームセンターは見つからなかった。
残念。


飯屋でも探すかな、と思って歩き始めたんだけど、土砂降りになった。
セブンイレブンでコーヒーを買って雨宿りしていると、眠たくなってきたので、ホテルに帰った。


仮眠を取り18時頃に起床する。
あんまりお腹も減ってないけど、適当に近所を歩き回り、適当な店に入る。
ピザを注文したんだけど、イマイチだった。
生地もチーズも薄くて、食べ応えがない。

また雨が強くなってきたので、セブンイレブンでビールを買いホテルに戻る。
ようやく、明日のバギオ行きのバスについて調べたんだど、夏はピークシーズンなので、デラックスバスは予約なしだと厳しいみたい。

8年前をトレースするために、あえて予約しなかったんだけど、今更になって後悔する。
移動を快適にするため、3列シートで窓側の席を取っておくんだったな。
時刻表を見ると、11時15分に出発のデラックスバスがあるが、良い時間帯なんで、まず空きはないと覚悟している。

普通のバスで8時間はきついな。
完全に失敗した。