ミャンマーひとり旅

2017年2月、謎の腹痛に悩まされるようになった。
最初は「なんか、お腹痛いな。」と思っていた程度だったんだけど、全く治らず、病院に行ってエコー検査等を受けるも異常なし。
そんな訳で、出発当日は解放感よりも不安感の方が強かった。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、結局、全快することなく出発の日が来てしまった。
一時は旅行は中止しようかな、とも思ったんだけど、気分転換になれば体調も回復するかも、と期待し、出発を決意したのであった。

はじめて海外旅行保険に入った・・・
MEMO
旅行日:2017年4月26日~2017年5月3日

【初日】終電で羽田空港へ


仕事を終えて家に帰り、終電で羽田空港に向かう。
相変わらず、お腹は痛いし、先が思いやられる。


朝8頃にヤンゴン国際空港に到着。
行列に並び、まずは両替を行う。


とりあえず2万円分を両替する。
ミャンマーチャットは2万円で24万チャットになる。
それを5000チャットでくれるものだから、50枚近い札束になった。


次はSimカードを購入する。
3.5GBbyteのプランを購入、日本円にしたら600円くらいと激安だよ。


タクシーでホテルに向かう。
外にいる呼び込みよりも、空港内のカウンターでタクシーを手配する方が安かった。


1時間くらいでホテルに到着。
暑い・・・。


近くにあったファストフード店でピザを食べる。
ビールも置いてないし、なんとも味気ない食事だった。


そして、ホテルに戻って寝る。
深夜便で全然、眠れなかったし、夕方頃まで仮眠を取ることにした。


夕方頃に起きて、ヤンゴンのランドマークとも言えるシュエダゴン・パゴダまで歩くことにする。
このバリバリ、東南アジアな雰囲気がたまらない。


シュエダゴン・パゴダの近くにあるハッピーワールドに寄り道する。


偽物のマリオがお出迎え。


途上国のテーマパークって、すごいノスタルジックなんだよな。
日本で言えば30年くらい前だよ。


俺が子供の頃に見かけたマシーンが途上国に輸出されて現役で動いている。


ハッピーワールドのすぐそばにあるシュエダゴン・パゴダに到着。


ここからは靴を脱がないといけない。
足の裏がかなり汚れるので、ミャンマー旅行するなら、ウェットティッシュは必須だよ。


金ピカですげー。


ミャンマーは信心深い人が多く、熱心にお祈りを捧げている。


仏像はLEDでアレンジするのが、ミャンマー流だよ。


完全に日も暮れてきたな。
そろそろ帰ることにする。


デパートのレストランで夕食にする。
ビーフシチューにしたんだけど、酒が置いてない・・・。

初日の体調はあんまり良くない。

【2日目】日本製の電車に乗り、戦没者墓地へ


タクシーでセント・メアリーズ大聖堂に到着。


朝が早すぎて、まだ開いてなかった。
仏教国のミャンマーだけど、立派な教会もあるんだよ。


教会から歩いてそばのヤンゴン・セントラル・レイルウェイ・ステーションに到着。
犬があちこちにいるところが東南アジア感があって良い。


なんだか日本の線路よりも細い気がする。


電車が到着。
かなり趣のあるディーゼル車だ。


上に扇風機があるタイプの車両。
そう言えば、俺が子供の頃(30年前)はこんな感じだったな、とひとり懐かしくなる。


それもそのはず、だってJRの車両だからね。


出発。
速度はめちゃくちゃ遅いよ。


駅。


電車を降りて、メーラムー パヤーへ。
地球の歩き方には、仏教テーマパークと書いてあったんだけど、とにかくしょぼかった。


とくにこれと言って、面白いものはない。


タクシーを捕まえて日本人墓地へ。
ここには、先の大戦で命を落とした英霊が祀られている。


手を合わせ、感謝の気持ちを込めて、管理人にお布施を渡す。
奮発して2000円くらい渡した。


墓地に咲く花。


電車でヤンゴン駅に移動。


近くのレストランで遅めの昼食を食べる。
やはり酒は置いてなかった。
ヤンゴンは思ったりも店に酒がない。

【3日目】長距離バスでバガンに移動


タクシーでアウンミンガラー バスターミナルへ。
排気ガスがすごく空気が悪い。


待合室でバスが来るまで待つ。


そして、乗車。


道中はかなり田舎だった。
俺はバス移動って好きなんだよね。
車窓から流れる景色を見ているだけで飽きることはない。


サービスエリアで休憩。
このとき、バスのナンバーを必ず覚えるようにしている。
似たようなバスがいっぱいあるので、下手すると分からなくなるからな。


雰囲気的には、日本のサービスエリアとそう変わらないよ。


夕方頃、バガンに到着、そしてバスターミナルからタクシーでホテルに移動。


ダブルベッドで部屋も広く、結構、快適だった。


ホテルの周辺を散歩する。
マジで何にもない。


近くのレストランで夕食にする。
ようやくビールが置いてあった。
ミャンマービール、これが飲みたかったんだ。
結局、することがないので、この店で酒ばっかり飲んで、今日が終わった。

【4日目】レンタルバイクでバガン遺跡探索


バガンはホテルやその近所の店で電動バイクをレンタルできるので、これで観光するのが良い。
値段は忘れたけど、数百円とかそんなレベルだよ。

体調なんだけど、不思議なことにこの日から回復した。
仏様のご加護かもしれない、と思ったよ。


遺跡はあちこちに分散しているので、電動バイクがないと効率は最高に悪いと思う。


そして、この景色。
バガン遺跡は世界三大仏教遺跡のひとつなんだよ。


でも世界遺産じゃないんだよね。
結局、政治的な理由かもしれないけど、もしそうなら、世界遺産ってなんだろうね。


バガン遺跡が面白いのは、こういう名もなき遺跡がたくさんあって、自由に散策できるところ。


ダンジョンみたいになっている。


2階に上がることもできる。
ただ柵も何もないので、気を付けた方がいいよ。


これはかなり保存状態が良い。


床は完全に落ちている。


そして天井もない。


細い階段で上に上がることができる。


屋上。
危ないので、ここまで来ないほう良いよ。


気ままにバイクを走らせて、遺跡探索。


中には、こういう巨大な遺跡もあるよ。


とはいえ崩壊しているのも少なくない。
この辺は管理していかないと、どんどん壊れるだろうね。


昼食はまたカレーにした。
基本的にビールがあれば、俺は満足する。
まぁ、カレーも旨いけどな。


バガンタワーへ。
ここは遺跡じゃないけど、高いところまで上がれる。


日暮れを待つ。


遺跡に沈む夕陽を眺める。
なんとも幻想的で良かった。


ホテルに戻ってバイクを返す。
そして、昨日と同じレストランへ。
ピザにしたよ。
そして、またビールを飲む。
夜は本当に酒を飲むくらいしかすることはない。

【5日目】長距離バスでヤンゴンに戻る


また丸一日かけて、長距離バスでヤンゴンに戻る。


ヤンゴンに戻ると果てしない渋滞。
結局、この日は移動だけで終わった。

【6日目】ヤンゴン動物園とアウンサン将軍の家に行く


旅行も最終日。
正直、バガン遺跡が旅の目的だったので、最終日は消化試合だよ。
地球の歩き方を見て、さほど興味もないヤンゴン動物園に行くことに決めた。


カバ。


すぐに飽きる。
あんまり動物に興味がないんだよな。


アウンサン将軍の家に移動。


ここで建国の父、アウンサン将軍の功績を学ぶ。


アウンサン将軍って日本にも来ていたんだね。
孫文とか蒋介石とか昔の活動家って他にも結構、日本に来てるよな。


時間を持て余したので、ショッピングモールを探索。


割と空いている。
涼しいので助かるな。


ミャンマーはビール一本で60円くらいと安い。


暑さでバテてきたので、ゲームセンターに移動して、音ゲーばっかりやってた。
1ゲーム30円くらいなので、お得感があるよ。

この後はホテルに戻ってビールを飲みまくり、翌日早朝の飛行機で日本に帰った。
評価
ひとり旅向き
(5.0)
観光
(4.0)
食事
(3.0)
治安
(4.0)
物価
(5.0)
総合評価
(4.0)
物価も安く、治安も良く、ぼったくりもないので、ミャンマーはかなりひとり旅に向いているな、と思った。
ただバガン遺跡以外の観光地がちょっと弱いかな、という気がした。
2018年10月から日本人はビザが免除になるので、まだ旅行したことがない人はぜひ行ってみると良いよ。

マンダレーからバガンまでは船で訪れることもできる。
時期が良ければ、ヤンゴン→(バス)→マンダレー→(船)→バガンのルートが良いと思う。
俺も最初はその予定だったんだけど、GWの時期は水量が少なくて営業していないかった。
残念!