
今朝は8時頃に起床。
朝食の弁当をフロントで引き取ってきた。

今日は成田空港の秘境を巡る。
まずは東峰神社へ。
成田空港の敷地内に入り込むような場所に神社がある。
左右は高いフェンスに囲まれている。

小さな鳥居と社が建てられている。

滑走路は目と鼻の先なので、離陸したばかり飛行機が轟音を立てて頭上を通り過ぎる。
成田闘争の頃は物騒だった場所だと思うけど、今はすっかり平和で絶好の写真撮影スポットになっていた。

横堀鉄塔を目指す。
この欲しい路地に入っていく。
当然、案内看板のようなものはない。

途中からは未舗装になる。

トンネルを抜ける。

頭上は空港の敷地内だ。
侵入されないように金網が張ってある。

更に奥に進む。

到着。
監視小屋があり、警備員が常駐している。
途中にセンサーやカメラがたくさんあるので、検知したら来るのかもしれない。

これが横堀鉄塔である。
成田空港の建設を妨害するために建てられた鉄塔であるが、未だに残っている。
空港のど真ん中に存在するので、かなり異質。
大半の土地は強制収用されたはずだけど、一部は残っているみたいだ。

鉄塔の下には小屋もあるはずなんだけど立ち入り禁止になっていたので入らなった。
警備員が見ていなかったら入っていたと思うけど。

航空科学博物館へ。
遠足の子供たちで賑わっていた。

外に展示してある飛行機を見学。

展示してあるのはビジネス用の飛行機なんだけど新聞社のものが多かった。
これは朝日新聞。

中日新聞。

毎日新聞。

博物館のなかへ。

輪切りにされた飛行機。
真ん中の客室の上にも客室がある。
このタイプの飛行機は乗ったことがないかもしれない。

客室乗務員の制服や女児向けの人形が展示してある。

最上階は管制塔になっていた。

歩き疲れたので博物館内の喫茶店で休憩。
チーズケーキとコーヒーで800円。
普段食べない朝食を食べたのは昼は軽めにした。

隣にある空と大地の歴史観へ。

ここでは成田闘争の歴史を学ぶことができる。

空港粉砕!
対話では解決できないと決めた農民たちは全学連を手を結び武力闘争への道を選んだ。

ヘルメットに角材というお馴染みの姿。
昔の話でも何でもなくて、今でも全学連は存在する。
打倒岸田、オリンピック廃止、国葬やめろ、の活動をしていたのは記憶に新しい。
火炎瓶を使わなくなったので、それだけは良かった。

管制塔を占拠する反対派。
結局、ヘルメットを被っている人たちが共感を集められないのは、これらの悪いイメージが付きまとっているからだと思う。

成田空港の秘境駅、東成田駅へ。

昔の成田空港駅であるが、ターミナルビルの近くに新駅ができたので役目を終えて誰も使わなくなった。

誰もいない。
新駅の隣はこんなに廃れていることを知らない人は多いと思う。
周辺に店もないし、住宅もなく、空港からも遠い、となれば使う人はいない。

立派な彫刻が今でも残っている。
昔は日本の窓口として賑わっていたのだろうな。

この駅からも徒歩で空港第2ビルまで行ける。

どこに繋がっているのかは興味があったけど往復で1Kmは遠いので止めておいた。

せっかくなのでホームにも降りてみることにした。

廃虚のように静まり返っている。
広いプラットフォームが寂しい。

広告を出す企業もないので、看板は真っ白である。

奥にホームがあるけど、こちらは完全に使われていないみたい。

奥のホームには成田空港の駅名が残っていた。

スカイライナーの広告は残っていた。

もはや誰も座ることがないベンチ。
賑わっている空港の隣にこんな廃墟のような場所が残っているとは成田空港は奥が深い。

木の根ペンションへ。
ここも成田闘争の残滓である。

強制収用を間逃れるために反対運動の拠点をペンションに変えた、と書いてあった。

建屋の隣には立派なプールが残されている。

中庭。
飛行機がひっきりなしに飛び交うのでとにかく騒がしく、宿泊は相当、厳しい。
ペンションには誰もいなかったので、特別なときにしか営業はしていないのかもしれない。

日も暮れてきたのでホテルに移動。
途中、道の駅に立ち寄った。

ここで全国旅行支援のクーポンを消費する。
悩んだ末、地酒とお菓子を購入した。

ホテルに到着。
各部屋がコンテナになっている。

クルマを目の前に停められるので、すごく便利。

部屋はこんな感じ。
各コンテナが独立しているので、隣の騒音が気にならない。
アパートは住みたいと思わないけど、これなら住んでも良いかもしれない。

食事は付いていないと思っていたけど、冷凍食品をくれた。
これは明日の朝食にしたい。

夕食は少し歩いて、シャンリという中華料理屋へ。

ビールを注文。(500円)
旅行中は歩き疲れるので、酒がうまい。

レバニラ定食を注文(750円)
大正解の美味しさだった。
別に高いものを食べなくなって、結局、これで十分なんだよ。
夕食の後は少し街歩きをしようと思ったけど、日が暮れて寒くなってきたので、ホテルに戻った。
俺のひとり旅
