3連休の最終日、暇を持て余したし、天気も良かったので、相模湖までドライブしてきた。
相模湖は家から程よく遠く、湖畔には昭和レトロな店が並んでいるので、昔からときどき訪れている。
とはいえ、相模湖に行くのも4年ぶりくらいかもしれない。
途中でオギノパンの直売所に寄り道。
ここは揚げパンとアンパンが有名でいつも混んでいる。
揚げパン(120円)とカレーパン(180円)を購入。
衣がサクサクして美味しい。
オギノパンからは渋滞もなく、20分くらいで相模湖に到着。
地元の人しか来ないので、いつも空いている。
完全に昭和の雰囲気を残しているので、アラフォー以上の世代なら誰でも懐かしい気分になるはずだ。
遊覧船に乗ることもできるし、手漕ぎのボートを借りることもできる。
だけど俺のお目当てはここのレトロゲームなんだよね。
ジュラシックパークのシューティングゲームをプレイしたけど、ゲーム画面に合わせた座席の稼働も問題なかった。
1回、10円のラムネ取りゲーム。
確か最後にラムネを食べたのは4年前のこの店だよ。
10円を入れてレールに落とすゲーム。
これの景品はチョコボールだった。
正直のこのゲームは簡単なので、こればっかりやられたら店は赤字になると思う。
古いパチンコをプレイ。
当たりに入ったようでメダルが出てきた。
これをカウンターに持っていくとガムと交換してくれる。
しかしゲーム機の台数も来る度にどんどん減ってきている。
壊れるばかりで増えることはないから当然なんだけどさ。
空き店舗も増えているし、衰退は止まらないかもしれないな。
実際に店で働いている人たちも高齢者ばかりだしね。
次は反対側の店舗へ。
ここでは一年中、射的を楽しむことができる。
現存する射的屋ってここ以外にないんじゃないかな。
景品はブリキのおもちゃ。
これいつから置いてあるんだろう。
この景品自体が既に骨とう品なんじゃないか。
ガチャガチャもあるけど、未だにTo Heartだからな。
中身のカプセルも僅かながら残っていた。
多分、20年くらい筐体の中で眠り続け、リアルなタイムカプセルになっている気がする。
ピンボール。
バネが大分、弱っていて、そろそろ限界が近いかもしれない。
遊ぶなら今の内かも。
未だに現役なインベーダー。
ここまで古くなると俺よりももっと前の世代だな。
ここにも古いパチンコ台が置いてある。
店内は静かなので、効果音等はハッキリ聞こえるので、ファンなら嬉しいと思うよ。
レトロの食堂がたくさんあるので、さっきパンを食べなくちゃ良かったな。
わかさぎフライ定食が食べたい。
遅くなったけど、おしること甘酒で正月気分を味わおうかと思ったけど、「隣の店だよ!」と言われて追い返されてしまった。
勘違いしたかな、と思ったけど、確かに「しるこ」、「甘酒」と書いてあるんだけどな。
ちなみに隣の店は店内に犬が2匹もいたので、入らなかった。
飲食店で犬2匹はさすがにキツイ。
相模湖の周辺を散歩しているとボーリング場の廃墟を発見した。
不法侵入なので、ちょっと気が引けるけど、探索せずにはいられない。
しかし、失敗したな、と思った。
このボーリング場の存在は俺が10代頃から気付いていたんだよね。
だけど、正面をクルマで通り過ぎるだけで一度も立ち寄ったことがなかった。
営業している頃に一度、訪れておけばまた見え方も違ったと思う。
地元のヤンキーのたまり場になっているのかゴミといたずら書きが多い。
ドアが開いているので、中に入ってみる。
中に入ってまず最初に目に付いたのが大量の写真。
どうしてこんなところに家族写真が大量に捨てられているんだろう。
ゴミだらけだけど、天井が抜けていないので、床はしっかりしている。
雨ざらしになると床は腐ってしまうから。
ボーリングのレーン。
こっちも床は全然、大丈夫だ。
薄暗い廊下を進む。
壁にスケジュールのようなものが貼ってあり、日付を見たら2009年だった。
この頃に廃業したはずだから、まだ廃墟になって10年くらいなんだな。
10年前と言えば、俺は28歳。
プロパンガス屋で働いていた頃でこの辺も俺の担当地域だったので、少なくても1か月に1回はこのボーリング場の前を通っていたはずなんだけどな。
その頃に一度、立ち寄っておけば良かった。
投げ捨てられたタイムクライシス2の筐体。
放置するくらいなら、湖畔のレトロゲーム屋に寄付してほしかった。
西日が差し込む明るい廃墟。
両替機の扉は開いていたけど、当然、何も残っていなかった。
トイレも割とキレイだった。
異臭もしないので、侵入者が利用している、ということもなさそう。
廃墟探索は終わりにして、近くの喫茶店に移動した。
他に客はいない。
アイスコーヒー(400円)とケーキ(500円)を注文。
窓から相模湖が一望できる。
この喫茶店は静かで雰囲気も良く、3連休の締めには最適だった。
おわり。