俺のひとり旅2年前の胃潰瘍から始まった長きに渡る体調不良のせいですっかり出不精になり、体力の低下を痛感する日々だった。
少し歩いただけでも呼吸が苦しくなってしまい肺か気管支の病気なのではないか、と疑ってしまったくらいだ。
実際、昨年には単純ＣＴの後に造影剤ＣＴまで受けた。
しかし、結局、何も見つからなかった。
心肺機能の向上を目指すため、近所の低山を登ることに決めた。
家からクルマで40分くらい。
本厚木駅周辺は暇つぶしによく来ているけれど、同じ厚木市でも七沢まで来ると本当に田舎だった。
ちょうど桜も満開だったよ。
今日は見城山に登る。
現在地のすぐそばにある「見城」と書いてある山だよ。
登山口はこの神社の裏にある。
山頂まで1Km、40分とある。
普段、登り慣れている人からみれば近所の散歩レベルのコースだと思う。
神社の裏に回るとゲートがある。
動物が出て行かないように入ったら必ず閉める必要がある。
登山開始。
休みなくずっと上り坂なので、疲れる。
足もガクガクで息も絶え絶えになる。
本当に定期的に体を動かさないとダメだな。
体調が悪いと思って引きこもっていたせいで体力が全くなくなった。
人間の体というのは使わないと急速に衰える。
いたわるつもりで体を使わずにいると、ちょっとした運動すら困難になるよ。
尾根のあたりでようやく道が平らになる。
何度も休みを取り、ようやく山頂に到着。
40分コースのはずが1時間以上もかかってしまった。
山頂に設置してある案内。
山頂からは厚木の街が見下ろせる。
ずっと上り坂だったので、帰りは楽だった。
麓にお店があったので、そこで昼食を取ることにした。
山菜そば（500円）とにじますの塩焼き（350円）を注文した。
どちらも最高に旨かった。
小川のせせらぎが心地よく、吹き抜ける3月の冷たい風が登山で熱くなった体を冷やしてくれる。
最初の看板の通り、この辺はまだ散策できそうなところがたくさんありそう。
来週は次は2の足林道を探索しよう。
次のページに続く。
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