雨の鎌倉、あじさいの名所を巡る

もうすぐ梅雨入り。
蒸し暑くて鬱陶しい時期だけど、雨が降れば暑さも和らぐ。
そして、そんな日にぴったりのなのが紫陽花鑑賞。
雨によく似合う花なので、「雨かぁ」とがっかりせずにむしろ喜んで出かけてほしい。

紅葉の鎌倉も良いけど、紫陽花の鎌倉もまたおすすめ

明月院(あじさい寺)


まずは明月院。
このお寺は通称、あじさい寺と呼ばれていて、とりわけ有名なお寺。
人力車のお兄さんが鎌倉の風情を引き立てていた。


あじさいロード。


あじさいには雨が似合う。
むしろ晴れた日に見るよりも、雨の日に見る方が美しいんじゃないかな。


このお寺は基本的に青のあじさいがメインなんだけど、違う種類もあるよ。


がくあじさい。


人が多いのが難点だけどね。
まぁ、仕方がない。


竹林もある。


竹のそば咲く紫陽花。

東慶寺


次は東慶寺にやってきた。
雨も上がったね。


紫色のあじさいが迎えてくれた。
雨粒が花をより引き立てている。


青と赤が混ざり、不思議な風合いになっている。
あじさいは土壌が酸性だと青くなり、そうでないと赤になると聞いたことがあるけど、実際のところどうなんだろうね。


このお寺の別の見どころは岩タバコ。


仏様の後ろに群生している。


ヒトデみたいだな。


ハナショウブも咲いてる。

長谷寺


長谷寺に到着。
また雨が降ってきた。


あじさいの散策路があるんだけど、入場規制がかかるほど混んでる。
178番と書かれたうちわを渡された。
これが整理番号になるらしい。


雨はどんどん強くなる・・・


結局、70分以上も待ったよ。
風情をなくなるようなことを言うけど、ここの傍の駐車場、1時間、1000円なんだよ。
散策路の入場待ちを含めると2時間くらいはかかるので、駐車場代だけで2000円になる。
鎌倉は近いから安く上がるかな、と思いきや、クルマで来る場合、そうでもない。


しかし、曇り空に本当によく合うよな。


明月院は青で統一させていたけど、長谷寺は赤い紫陽花が多い。


遠くに由比ガ浜が見える。
晴れていたら、また、違って見えるんだろうね。

成就院


成就院に到着。
ここも人が多い。


通路が狭いので、すれ違うもの結構、大変。


諦めて傘を畳んだ。
傘であじさいを引っかけながら歩くのも気が引けるし、カメラのシャッターも切り難い。
服がびしょびしょになるけど、別にいいだろう。


振り返ると由比ガ浜が一望できる。
晴れているときにもう一度見たいな、と思った。

雨の紫陽花はきれいだけど、鎌倉は人が多いのが難点かな。

もっとゆっくり鑑賞したい、と思うなら、開成町のあじさい祭りがおすすめ
開成町あじさい祭りは人が少なくていい感じ